形成外科専門医 池袋PSクリニック

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治療前。治療後。  
まず、術前術後の写真をご覧ください。
Combination治療  

48歳の会社員の女性がシミ・シワ・たるみをとりたいということで来院しました。
トータルでケアをしたいということだったので、カウンセリングを行いユニット(後述)ごとに治療をしていくことにしました。
 
まずは修正した方が良い点


@ そばかす

A 眉毛の挙上

B 眠そうな目

C おでこのシワ

D 頬のたるみ(顔が長く感じる)

E 顎のたるみ(ブルドッグフェイス)

F 顎がない(口が飛び出ている感じ)


 

2008.03.28(初診時)
そばかすの治療  

一通りの説明をした上で、まずはそばかすをとることから始めました。
Q-スイッチヤグレーザーというシミなどメラニン色素に反応するレーザーを頬全体に、
そばかすがあるところもないところも全て照射しました。
そばかすのあるところにだけあてると、施術後も多少の色ムラが気になることがあるので、頬全体に当てることにしました。

余談になりますが、今までもQ-スイッチヤグレーザーはありましたが、
肝斑という両頬に対称性に出るくすみには照射することはできませんでした。
このMedlite C6レーザーは優れもので、レーザー治療は禁忌といわれていた肝斑にもあてることができます。
■2009.3.28 そばかす治療開始。
暑苦しいテーピングを施術後1週間しなくてはなりませんが、1週間後には必ず綺麗になっているので頑張って頂きます。
そして1週間、ちょうどテーピングに飽き飽きしてくる時期ですが、かさぶたも取れて肌が綺麗に透き通ってきました。
この日を迎えることで、それまでの苦労が報われます。
ただし、この後も炎症後の色素沈着という薄赤茶色の色素沈着が一時的に起こるので、
3〜4ヶ月は日中の日焼け予防と夜間の美白クリームはかかせません。


シワ取りアンチエイジング  

肌が綺麗になったところで、アンチエイジングに取り掛かることにしました。
顔を5つのユニットに分けて、それぞれのたるみやシワの原因を考え、施術法を決めていきます。
来院時にみとめた修正した方が良い点をUnitごとに分けた上で、原因を検討しました。

Unit1:  おでこのシワ

Unit2:  眠そうな目、眉毛の挙上

Unit3:  頬のたるみ(法令線内側1/3)

Unit4:  顎のたるみ(法令線外側2/3)

Unit5:  顎がなく、口が出た感じ


→目の開きが悪いため、おでこの筋肉も使って開眼の補助をしているため

→コンタクトレンズと皮膚のたるみ

→頬の脂肪塊の下垂

→皮膚が伸びることによりたるみ、下がる

→下顎の発達不足


ダウンタイム(腫れなどにより、人前に出られない期間。)なども検討した結果、

Unit1: ボツリヌストキシン治療、(眼瞼下垂手術)

Unit2: 眼瞼下垂手術

Unit3: スレッドリフト、ヒアルロン酸

Unit4: フェイスリフト

Unit5: ヒアルロン酸

をそれぞれのユニットに対して施術することにしました。


フェイスリフト施術  

トータルケアになるので、まずは顔の土台のたるみ修正のためにフェイスリフトから始めることにしました。
なんでもそうですが、まずは基礎から固めていき、その後小さなところを変更していった方が結果は良くなることでしょう。

フェイスリフトはUnit4の治療になります。Unit4は皮膚がたるみ、
更に重力で下垂することによって口元がブルドッグのようになってしまう部位です。
フェイスリフトというとビックリする患者さんも沢山いますが、手術自体は点滴で眠っている2時間半から3時間の間に終わってしまいます。
またダウンタイムも他の治療に比べ長くはなく、1週間程度になります。
実は二重の切開や糸による切らないフェイスリフトの方がダウンタイムははるかに長く、2週間程度かかったりするものです。

それでは、フェイスリフトとは???

顔のたるんで余った皮膚を切り取って引っ張り上げる…だけと思っている人は多いかも知れません。
実は皮下にある顔面の多種の表情筋はSMAS(表在性筋膜群)という筋膜の様なもので
一つになっていると考えられています。
このSMASにもたるみが生じているため、余った部分を切り取って引き上げる必要があります。
この工程を省いてしまうとリフト効果が低くなってしまいます。靭帯など、難しい話もありますが、
その辺りはあまり難しく考えなくても良いかもしれません。

 
■2009.04.09フェイスリフトの手術を行いました。
写真撮影など行いながらの手術になったので、3時間程かかってしまいましたが、殆ど腫れもなく無事終了しました。
皮膚を剥離しているので、皮下に血がたまらない様に圧迫のためのバンドを3日間巻いて頂きます。

この3日間はお風呂やアルコールなど、血圧の上がるようなことは避けた方が良いです。
血の巡りがよくなりすぎると、皮下に血が溜まってしまったりする(皮下血腫)ことがあります。
皮下血腫は皮膚の血流障害を起こしたり、キズの感染の可能性を高めます。
術後2〜3日は痛みもありますし、安静にすることをお勧めします。
術後の腫れは徐々に進み、だいたい3日目がピークです。
腫れがひどい時には目の周りまで浮腫みが広がり、眼を開け辛くなることもあります。
3日目に皮下出血や皮膚の色などをチェックして、特に問題がなければバンドを外した状態で自宅に帰ることができます。
腫れはバンドを外すことにより急激に落ち着くので、1週間目までにはかなり落ち着いてきます。
Sさんは術後5日目から職場復帰しました。正直ものすごく早い方です。
キズのところは茶色テープで覆うだけで大丈夫です。
一般的には1週間目に抜糸となり、その後社会復帰することになります。
抜糸後のキズは初め目立ちますが、時間の経過で目立たなくなってきます。
1ヶ月目に向けて赤みが一時的に強くなりますが、3〜6ヶ月で赤みは薄くなり、殆ど分からないキズになります。
6ヶ月を過ぎると髪をアップにしてもそれ程目立つことはありません。

2009.04.23 術後2週間目の状態です。


眼瞼下垂
 

腫れも引いてきて両頬もすっきりしてきました。今後更にすっきりしてきますが、
やはりおでこのシワと眠そうな目が気になります。

フェイスリフトも術後落ち着いたので、Unit1、2および3の治療に入ることにします。
Unit1にあるおでこのシワはUnit2のまぶたによるものなので、まぶたの手術をすることで大方改善します。
しかし長年おでこの筋肉を使って開眼補助をしてきた癖はなかなか消失しないので、
ボツリヌストキシンを注射することによって強制的に癖をとったりすることもあります。

因みに眼瞼下垂手術は表面的には二重の切開法と変わりはありませんが、
瞼を挙上する上眼瞼挙筋を縫縮することになります。平たく言うと縫い縮めるということです。
これにより瞼は上眼瞼挙筋の力だけで開くことになり、おでこの筋肉で補助的に引っ張り上げる必要がなくなります。
一つの手術で2Unitの治療になるわけです。

Unit3は法令線内側1/3の治療になります。この部分の脂肪が下に下がることにより顔が長く感じます。
下に下がってきた脂肪をトゲの付いた糸によって吊り上げることで頬骨の高まりを作り、顔を短く、若くみえるようにします。

2009.05.04
手術は両方合わせて1時間強で終わりました。
頬の脂肪の引き上げなので真横から見た方がリフトの効果は分かりやすいと思います。
さすがにこれらの手術はある程度の腫れがあるので、正面からの写真はやめておきましょう。
この手術を希望する方で術直後の正面写真閲覧希望がありましたら、カウンセリング時にお見せいたします。

どんな状態で帰宅されたかというと…。

2009.05.11
1週間経ちました。
抜糸をしてお化粧をしてみました。フェイスリフトの耳前のキズは術後1ヶ月目になります。
赤みはこれが一番強い状態で、今後どんどん消退していきます。

2009.05.18
術後2週間目ですが、スレッドリフトもかなり落ち着いてきました。
まだ法令線付近の糸刺入部に凹みがありますが、これも自然に馴染んでいきます。


切開重瞼手術とおでこのボツリヌストキシン治療の相乗効果でおでこがピンと張り、
まゆげも下がり、多少まぶたはまだ腫れてはいますが、眠そうな雰囲気はなくなりました。


輪郭形成  
2009.06.06 スレッドリフト+眼瞼下垂術後1ヶ月、フェイスリフト術後2ヶ月

全体として落ち着いて来たのでUnit5の口周りの修正をすることにしました。
どうしてもSさんの場合は顎がないため、口が出ている感じに見えてしまいました。

これはE-Lineといって、鼻尖と唇と下顎の先端を結んだラインのことを言いますが、
このラインより口が出ていると顎がなく感じるのと同時に口が出ている印象となります。
また口がこのラインより引っこんでいると顎が突出しているように感じます。

あくまで絶対的な位置ではなく、相対的な位置関係でしかありません。
相対的な位置を揃えることでバランスは整いますが、絶対的な位置が狂いすぎている時には、
外科的にしっかりとした位置の調整が必要になります。



Sさんの場合は多少顎がない程度だったので、顎をプチ整形レベルで作ることにしました。
ヒアルロン酸による顎の輪郭形成になるので、6〜12ヶ月程で元の輪郭に戻ってしまいます。
ヒアルロン酸の吸収に合わせて追加を続ける人もいますが、手術をしてシリコンプロテーゼを挿入して顎を作ることもあります。

横顔を見てもこれで口が出ている感じや顎がない感じはなくなったのではないでしょうか?
実は施術前の横顔の写真では上唇もボリュームが足りないため、唇もヒアルロン酸でふっくらさせてあります。
一番右の写真では上下の唇もE-Lineも程よく揃い、横顔もすっきりした感じになりました。


2009.07.11 フェイスリフト術後3ヶ月が経ちました。
手術のキズ後の状態を診てみましょう。

それぞれ施術後の期間はことなりますが、一度今までの変化を比べてみたいと思います。
今後もどんどん腫れも落ち着いて更に馴染んで自然になってきます。

術後も化粧をしていない状態なので、そばかすのレーザー施術後の経過もご覧ください。
眼瞼下垂や切開重瞼の手術は術後2〜3ヶ月は多少の腫れが続きます。
二重の太さも現時点よりも細くなり、より自然になってきます。
キズの赤みは半年近くは続くので、6ヶ月目が楽しみです。

6ヶ月の間にはボトックスやヒアルロン酸の追加は必要になるかもしれないので、適宜追加したいと思います。



 
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